【概念】
支援とは、スタッフ・家族・関係者などが、利用者の成長(就労・自立)をうながすために行う
取り組みです。本人の努力と周囲の支援によって、利用者が*自分の世界を獲得(コントロール)
することが成長と考えています。
* 例:① 自分の所属場所を獲得すること(就労の実現)
② 対人関係や生活環境が改善されること
③ 悩みや困りごとを解決(改善)すること など
【支援・成長について】
1. ポイント
① 意識(考え方)を変える → 年齢や障がいの程度に関係なく、今からでも成長できる
あきらめない・決めつけない・否定しない・批判しない
② 行動を変える → 成長するためにはチャレンジが必要
変化・改善につながらないやり方をいつまでも使い続けない
2. 成長(就労・自立)に向けた目標(改善する課題)
① コミュニケーションや自己表現ができるようになること
② 感情や行動、体調をコントロールできるようになること
③ みんなと一緒に作業や活動に参加できるようになること
④ こだわりや思い込み、自己否定など、ネガティブな考え方を修正すること
⑤ 就労や自立に必要な知識やスキルを身につけること(経験を積むこと)
【支援の特色】
1. 製造・清掃・農業・販売の4分野で作業(生産活動)の場の提供を行っています。
2. 芸術活動や地域イベントへの参加など、余暇活動や体験活動に力を入れています。作業が忙しい
場合を除き、原則としてすべての活動に参加します。
3. 関連法人が運営する放課後等デイサービス・フリースクールの通所生との交流、連携活動など
を行っています。
4. 就労や自立・自律を実現するための課題を、独自の就労準備性として設定、利用者の心理面の
安定を図るとともに、改善・克服する課題を明確にした支援を進めています。